和泉宏隆 韓国ツアー ツアー・レポート(絵日記)
 
主な登場人物
9/27 (水)
9/28 (木)
9/29 (金)
9/30 (土)
10/1 (日)
10/2 (月)
10/3 (火)
プロモツアー
9/28/2006(木)  
   
11時起床。爽やかな晴天。二日酔い?‥というほどのことでもない。この道30年、自分の限界は知っているつもりだ。(ほんとかぁ?)
昨夜、風月では生ビールの中ジョッキが2杯、ソジュ(=焼酎、アルコール分20度。後発メーカーの急追が進んでいるようだが、真露がまだ5割近くのシェアを誇っているようだ。日本の焼酎に比べると若干甘口だが、韓国料理とのマッチングを思うと納得)、が、たぶんボトル半分(=180ml)。フレンチコネクションが、へネシー・ロックにモーフィングしつつ、たぶん?7杯。そりゃやっぱ、飲み過ぎでしょう!

 

ロビー集合12時。テジョン大学から迎えに来てくれた大型バスで、いざ出発。
40人乗りのバスに、クリスと中村氏と聖くんと私、そしてPAエンジニアのソン・ジョンチェ君。とるものもとりあえず、爆睡かっとばすぜzzzz‥。

9月28日大学からお迎えの大型バス いざ出陣!

目覚めるとサービス・エリア。これがまた、文字がハングルであることを除けば、何から何まで日本のそれとほぼ同じ。もちろん、韓国料理がメニューにあることはいうまでもないが、唯一最大の違いは、土産物と雑貨の大きな屋台が駐車場にあることぐらい。

サービスエリアの屋台風出店
何を食べるかで結構悩む。思えば昨夜は和食で、まだ韓国料理を口にしてはいない。とはいえ、SAの食堂のクオリティと、ソジュとコニャックが絡み合って身体の芯が疼いていることを思うと、ここはひとつ胃に優しそう?な、鍋焼きうどん定食!に。
‥これが結構いけた!海老天の替りに薄い薩摩揚げが入っているものの、出汁は思いの外しっかりしていて、うどんも日本のSAのふにゃふにゃのそれに比べたらずいぶんとコシがあって‥
食後、勢いでジャンボ・フランクでも食べようかと迷っていると、クリスが人形焼を揚げた感じのお菓子を買ってくれる。ホドゥ・グァジは、韓国の代表的な庶民的スナックとのこと。もう少し甘味を押さえてくれたなら、五つ食べられたんだけど‥ (四つ食えば充分だっつうの!)

高速道路途中のサービス・エリアにて
次に目覚めると、なにやら学園都市といった風情の町並み‥  ほどなくテジョン大学に到着。

大学の壁に貼られたコンサートのポスター
顔に、“勉強大好き”と書いてある感じながらもニッコニコのキム・サン・ヨル教授と、元気溌剌お祭り大好き的な学生諸君に出迎えられて控え室へ‥
カメラを見るなり集まってこのポーズの明るい学生スタッフたち
ピアノは韓国のY社製セミコン。
サウンド・チェック中ですが、こんな会場でした

音が伸びずに詰まった印象が強いが、そんなピアノを鳴らすのが私の神髄?!そんなことより、ピアノの椅子が高すぎて、演奏不能。何でもいいから、本番までに高さ42cmの椅子を手配してくれるように依頼。そして、なななんと、こんなん出ました!40cmなので、座布団敷いて‥

音響設備も音楽専用ホールではないので諸問題が勃発し、聖くんと私、目が点になりながらもなんとかサウンド・チェックとリハを終え、いざ本番。 

韓国式特製のピアノ椅子(?)でした
MCの発音確認中、真剣そのもの
MC一人で最後のおさらいです!
なにもそんなにまで拍手喝采してもらうほどのもんでもないんだども‥  と恐縮しても仕方なし、全身全霊を込めて演奏にいそしむ。
コンサート開演 最初のソロ演奏です
デュオでの熱演.
この階段式の椅子席に加え、2F、3Fのバルコニースペースもあり、全部で6〜700収容の規模 拍手・喝采はやはり厚かった!
聖くんに、訳したうえでカタカナで書いてもらって、通訳の学生さんに助けてもらいつつ練習したMCも、なんとかかんとか通じているようで、途中からはMCを聖くんに丸投げして、気が付けば、500人が手のひらを叩きつけるようなアンコール。
終演後花束も頂きました

終演後のCD即売サイン会‥日本では見たこともないような長蛇の列。言葉が通じなくとも、演奏を大変気に入ってくれたことがよく伝わってきて嬉しい限り。また、日本からの留学生諸君に励ましの声をかけられて、とても勇気づけられる。

長蛇の列のサイン会で・・・ヘルメットにサイン

会場を出て近所のレストランで教授会主催の食事会。たぶんテジョンで一番の店なのであろうが、どの料理も素晴らしい。特に、チャプチェには、まいったちゃんで三回もおかわりする。あと、パジョンとカルビの蒸し物でも、落とした頬を探すはめに‥

テジョン大学はいわゆる総合大学で、経済、法律、文学、マルチ・メディア、様々な分野の先生方がいらっしゃったが、皆さんインテリジェンスに溢れていながらきさくな方々ばかりであった。日本の大学でコンサートなど頼まれたことがないことを思うに、文化的習熟度と文化的柔軟性において、彼の国にだいぶ遅れをとっていると云わざるをえない、と切に感じた次第。

テジョンをあとにして、ソウルに戻ったのが12時すぎ。国内のツアーでは、ここでお開きになるのが通例なれど、スタミナの国でそんなはずはない。とはいえ、こんな時間から出かけるには、大儀名文が必要だ。さすれば、聖くんを、ホンデの名物バー、バーダに、なんとしても連れて行かなければ!〔今回のツアーに先立って9月上旬にプロモーションで中村氏と二泊三日で来韓した際に訪れて、独特な雰囲気とマスターの強烈な個性にすっかりはまってしまった次第。ホンデという街自体、芸術学部が有名な弘益(ホンイク)大学の周辺に広がっている為か、雑多な中にもアートの薫りが流れる不思議な界隈だが、バーダは正にホンデを象徴するバーだ。マスターのキム氏は元雑誌の編集者で、今もカメラ片手にブラリと放浪の旅に出るという、吟遊詩人といった趣の存在感に満ちた人物。前回私に、今回聖くんにもCDの返礼にと贈られたフォト・エッセー集は、素晴らしい写真を眺めるだけでも感服するが、やはり韓国語を勉強しなくては、と強く訴えかけてくる。〕
終演後の食事回で ほとんどの方々が助教授、教授さんで、村上氏の前で中腰になっているグレーのジャケットの方が企画の主体者Kim Sang-Yeol教授
なんというか、30年前の西荻窪にタイム・スリップしたような気分で、ビールを4本、(この店では客が勝手に冷蔵庫から出して、帰りにビンの数を申告して勘定を払う‥)そして、「いーずみさん、ウイスキーを飲みましょう!」どぼどぼどぼ‥と2杯ほど。そう、キムさんは日本語を勉強しているのだ。
ホテルに戻って眠りについたのが、4時すぎ。
ここがホンデのバーダ・・・プロモーターのクリスさんと